ハローワーク(公共職業安定所)と言えば、失業手当の給付手続きをしたり、当サイトでも度々登場する職業訓練に通う際に利用する機関というイメージが強いですが、ハローワークを利用する本来の目的は仕事を見つける為です。
10代から30台前半の若年者はハローワークの求人を嫌う傾向にありますが、ここではハローワークで仕事を探すメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。
ハローワークで仕事を探すメリット
- 職員に相談しながら仕事を探せる
- 他の手続きと並行して仕事が探せる
- 地元の求人が多い
- 比較的採用されやすい
- パソコンやスマホがいらない
1.職員に相談しながら仕事を探せる
ハローワークの職員に相談しながら転職活動を進めていけるので、自分にはどんな仕事が向いているのか悩んでいる人でも安心して利用することができます。
また、面接の日程を組んだ入りなども全てハローワーク側で行ってくれるので手間が省けます。
2.他の手続きと並行して仕事が探せる
失業手当の給付手続きなど、ハローワークで行う他の手続きと並行して仕事探しができるので、効率が良いです。
3.地元の求人が多い
地域密着の求人が多く、転職サイトや求人誌には載っていない近所の中小企業の求人も載っているので、家の近所で再就職先を探している人にとっては利用する価値はあります。
4.比較的採用されやすい
競争率の低い求人が多いので、転職エージェントや転職サイトの求人に比べると採用ハードルは低いです。
5.パソコンやスマホがいらない
転職サイトや転職エージェントを利用する際は、パソコンやスマホなどが必須になりますが、ハローワークの場合はハローワーク内に設置されている端末を利用して求人を探して応募までできるので、パソコンやスマホを持っていない年配者でも気軽に応募することができます。
ハローワークで仕事を探すデメリット
- 待遇の良い求人が少ない
- カラ求人が多い
- 応募までに時間がかかる
1.待遇の良い求人が少ない
メリットで採用ハードルが低いので採用されやすいと言いましたが、言い換えれば、競争率が激しくなる待遇の良い求人が少ないと言うことです。
中小企業の求人が主になるので仕方ないですが、大手企業や待遇の良い会社を希望であれば、ハローワークでは無く転職エージェントや転職サイトを利用した方が良いでしょう。
2.カラ求人が多い
ハローワークは無料で求人を掲載できることから、カラ求人(ダミーの求人)が多いのが問題になっています。
カラ求人に応募するとそれだけで無駄足になる可能性が高いので気を付けて下さい。
3.応募までに時間がかかる
時期や地域によっては、端末で求人を探して職業相談をして実際に応募するまで数時間かかることもあります。
余談ですが、私は以前名古屋市に住んでおり、名古屋駅近くにある「ハローワーク名古屋中」で求職活動をしたことがありますが、いつも無茶苦茶混んでました。
ハローワークの求人ってブラック企業が多いんじゃない?
昔からそう言われてますよね。
ただ、早ければ2016年3月から、「青少年雇用促進法案」により新卒求人に限り、悪質なブラック企業は求人を載せることができなくなるなので、ハローワークの求人=ブラック企業というイメージも変わってくるかもしれません。