会社を退職することを上司に告げると「退職願」の提出を求められることになります。
初めて退職する人からしてみれば、退職願って何か難しいと思われるかもしれませんが、基本的に定型文をそのままコピペで書けばいいので、履歴書や職務経歴書の様に自分の言葉で記入する必要は無いのでカンタンです。
退職願の書き方
退職願の書き方を簡単に説明します。
本当に簡単なので何も悩む必要はありませんが、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
退職願で書く項目
退職願の基本的な書き方は上図を見てもらえば分かりますが、一つずつ説明していきましょう。
ちなみに、例は縦書きになっていますが、横書きでも全く問題ありません。
「退職願」と記入する
タイトルとして、右の中央部に少し大きめの文字で「退職願」と記入しましょう。
退職届と書く人もいますが、あくまでも会社に対して退職をお願いするという立場を取るのが礼儀なので、『退職届』ではなく『退職願』と書きます。
尚、例では記入していませんが、「私儀」や「私は」などで書き出します。
退職理由を記入する
唯一迷うポイントかもしれませんが、どう書いて良いのか分からない場合は、記入例でも書いている様に「一身上の都合」と書いておけばまず問題ありません。
「上司が嫌いなので」とか「給料が安いので」など本音の理由を書いても良いですけど、本音を書いた所で悪印象を与えるだけなのでトラブルを避けるためにも無難な文言にしておきましょう。
同じ文面に退職日も記入しておきます。
提出日を記入する
退職願を提出する日を記入します。記入した日では無いので注意して下さい。
名前と印
印(認印)は忘れる人が多いのでお忘れなく・・・
社長の名前を記入
最後に社長の名前を記入して終了です。退職願を出す上司の名前では無いので注意して下さい。
退職願を書く際に気を付けること
直筆で書く
法律的には直筆で書いてもパソコンで書いてもどちらでも有効になりますが、今まで働いていた会社に敬意を払う為にも、出来るだけ直筆で記入しましょう。
尚、会社によっては退職願のフォーマットが用意されていて、パソコン上で記入して下さいと指示があることもあるので、その際は会社の指示に従ってもらって大丈夫です。
退職日は勝手に決めない
法律的には、退職する2週間前までに告げていれば退職することができます。
しかし「円満退職の仕方!心晴れやかに旅立とう」でも記載していますが、出来るだけ円満退職をする為にも、まずは直属の上司に相談して、上司と一緒に退職日を決定しましょう。
白地の封筒に入れる
退職願はそのまま提出するのではなく、白地の封筒に入れて提出しましょう。ドラマや映画で退職願の提出シーンがよくあるので理解していると思います。
誰に提出するのか?
さっきも言いましたが、提出先は直属の上司になります。直属の上司が誰か分からない場合は、あなたの仕事を世話してくれる社員さんで構いません。
上司が嫌いで会話したくもない場合でも、必ず手渡しで渡しましょう。
いつ提出するのか?
上司に会社を退職する意思を伝えて了承を得ることが出来れば、後日、会社から正式に退職願の提出を求められます。
提出を求められたらすぐにでも提出することを心がけ、最低でも就業規程で定められている日までには提出しましょう。(大抵は退職する1ヶ月前程度)
- 退職願の書き方はそれほど難しく考える必要は無い
- 退職願は直属の上司に手渡しで提出する
- 退職願の提出は出来るだけお早目に・・・