職業訓練中は、失業手当の延長給付があると言っても(対象者のみ)、大半の方はサラリーマン時代の給料に比べると支給額は少なくなるでしょう。
私の場合は月に18万円程度でした・・・・
実家暮らしならまだしも、一人暮らしの方や嫁(夫)・子供を養っている方であれば、その程度の収入で生活することは困難です。
「いや待てよ・・・、訓練は毎日夕方に終わるし土日も休みなので空いた時間でアルバイトをしよう!!!」
そう思われる人も少なくありません。
仮に今、失業手当だけで生活できたとしても、失業手当の給付が終った後も再就職できない可能性があることを考えると、失業手当を貰えるうちはできるだけお金を蓄えておきたいと思うので空いた時間にアルバイトをしようと思うことは至って普通の考えです。
公共職業訓練中にアルバイトはしてもいいの?
公共職業訓練は訓練校に通って仕事をする際に必要なスキルや技能を身に付けつつ、早期に再就職先を探すことを目的としているので、アルバイトをする暇があるなら求職活動を真剣にしなさい!!!
・・・っと綺麗ごとを言うつもりはありません。
公共職業訓練中のアルバイトは、失業手当の延長給付を受けている人と受けていない人で対応が異なります。
失業手当の延長給付を受けている人
失業手当の延長給付を受けている人でアルバイトをしようと考えている人は、まず最初に受講する訓練校(ハローワークでは無い)でアルバイトをしても良いのか聞いて下さい。
(結論になっていませんが・・・)
もし、その訓練校が「しちゃダメ!」と言えばそこでゲームセットですが、「良いよ!」って言えばアルバイトをしても問題ありません。
但し、アルバイトをやり過ぎると失業手当の支給額が下がる恐れもあるので注意して下さい。
この点は、失業手当を支給してもらう条件と同じなので、詳しくは失業手当のカテゴリーにある「就職・就労と内職・手伝いの違いや考え方」を参照して下さい。
一つだけ注意点が!
就労扱い(1日4時間以上のアルバイトなど)であれば、公共職業訓練を受けていない人だと、その日の失業手当は支給されずに先延ばしになり後々全額受け取ることも可能ですが、公共職業訓練を受けている人は、先送りにならずにそこで消滅してしまいます。
ですので、公共職業訓練を受けている期間は出来るだけ大人しくするか、アルバイトをするにせよ4時間以内の短時間バイトで我慢しましょう。
失業手当の延長給付を受けていない人
失業手当の延長給付を受けていない人は規制するものが何も無いので、思いっきりアルバイトをしてもらって結構です。
嘘ついちゃったら?
アルバイトをしているのにしていないと嘘を付いて申告してしまった場合、もしバレると退学処分になる可能性が高いです。
また、不正受給とみなされるので今まで受け取った失業手当を全額返金し、更に2倍の納付命令が下されます・・ハッキリ言って地獄を見るのでキチンと申告しましょう。