公共職業訓練の面接試験でも同じことが言えますが、求職者支援訓練の面接試験で合否のポイントとなるのが、受験者の「再就職の意思」と「志望動機」です。
では、具体的に面接でどういったことを質問されるのかを挙げていきます。
面接で聞かれること
- 就職する気があるのか?
- 希望する仕事は?
- この訓練を受講しようと思った理由は?
- この訓練を受講してどの様なスキルを磨きたいのか?
- 訓練は休まず受講できるか?
- 訓練コースの事前知識は?
1.就職する気があるのか?
求職者支援訓練の目的は、求職者が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すためのものなので、就職する気が無い人に受講させるわけにはいきません。
月に10万円支給される受講給付金(職業訓練受講手当)欲しさに、就職する気が無いのに受講しようとする人がいますが、もしその場合でも、就職する意思があることは伝えておきましょう。
くれぐれも「お金が欲しいから応募しました!」と言ってはいけません。
2.希望する仕事は?
どういった仕事に就きたいのかを聞かれます。
その訓練コースが希望職種と内容がかけ離れている場合は不合格になる可能性が高いです。
3.この訓練を受講しようと思った理由は?
無数にある訓練コースの中からどうしてこの訓練コースを選択したのかを聞かれます。
ただ単に家から近いなどの理由では無く、希望の資格が取得できるとか一度見学に行って授業の雰囲気が良くて自分に合いそうだからとか、この訓練を受講しようと思った理由を答えれる様にしておいて下さい。
4.この訓練を受講してどの様なスキルを磨きたいのか?
この項目に関しては、キチンと答えることができる人って少ないと思うので、他の受験者と大差をつけるなら訓練を通じて何を学び再就職に繋げているのかを明確に答えれるように考えましょう。
5.訓練は休まず受講できるか?
自分や親などがケガや病気をしたり、就職活動で面接やセミナーなどを受講する際は休んでも大丈夫ですが、私的な理由で訓練を休むことは許されません。
まー、「休まずにちゃんと受講します!」と言えばいいだけなので、面接段階で特に対策を練る必要は無いでしょう。
「たまに休んじゃうかもしれません!!」とバカ正直に答える人なんていないでしょうし・・・
6.訓練コースの事前知識は?
ただ、事前知識が無いからと言って合否にそれほど影響は無いと考えられます。
面接時間が10分程度と短いので全ての質問をされることはありませんが、少なくとも①と③は必ずと言っていいほど聞かれますので事前に答える内容を考えておいて下さい。
面接試験に重きを置いている
公共職業訓練の入学試験でも同じことが言えますが、筆記試験がある場合でも、合否の判断で影響があるのは何と言っても面接試験です。
面接試験さえ万全に対策していれば、筆記試験で上手くいかなくても合格できます。
逆に言えば筆記試験でも満点でも面接試験でボロボロだったら不合格になる可能性が高いです、
面接時の服装は?
基本的にはスーツが望ましいですが、私服で面接来てもオッケー!と明記している訓練コースであれば私服で面接試験に臨んでも問題無いです。
ただ、私服と言ってもジーパンやワンピース、派手な服だと敬遠されるかも・・・この服で大丈夫かな・・・と思うと、何を着て面接に挑めばいいのか悩みますよね?
であれば、何も考えずにスーツを着て挑んだ方が手っ取り早いし何も考えなくて済むので楽チンです。
スーツで面接に挑むデメリットも無いですしね・・・
面接の雰囲気は?
面接官が1~2人の個別面接になります。
就活の面接と違って緊迫感はそれほど無く、審査すると言うより確認すると言った方が正しいかもしれません。
訓練コースにもよりますが、定員割れして人気の無いコースだと、奨励金欲しさに運営側も「是非ともこの訓練を受講して下さい!!」的な雰囲気なので、それほど構える必要はありません。
ある程度の就職実績が必要になるので、一概に誰でもウェルカムという訳では無い様です。
面接が不安・・・そんな方は?
面接が不安な方は、定期的にハローワークで再就職向けの模擬試験を実施しているので一度参加してみてはいかがでしょう。
一度でも本番さながらに練習するだけで全然違いますよ。