請負は仕事の対価に対して報酬を貰う事ができる就業形態になりますので、正社員やパートタイマーと違い、時間に対しての給料を貰うことができません。
業務請負の場合は『個人事業』や『フリーランス』と同じくくりにされる場合が多いです、
それでは請負で働くことののメリット・デメリットを考えていきましょう。
請負で働くメリット
- 成果をあげた分だけ報酬が増える
- いつでも自由に働ける
- 指揮命令を受けなくていい
成果をあげた分だけ報酬が増える
自分が頑張った分だけ報酬をもらえるのでやりがいがでる。
いつでも自由に働ける
勤務時間・日にちを拘束されないので、納期さえ守れればいつでも自由に働くことができます。
指揮命令を受けなくていい
ほとんどの場合、出社しなくて自宅で作業ができるので、会社の人に何か命令されたり指示をしなくていいので、気が楽。
請負で働くことのデメリット
- 労働法の適用がない
- 成果をあげないと報酬をもらえない
- 納期がある
- 社会的地位が低くなる
労働法の適用がない
労働法の適用が無いので、労災や有給休暇や各種社会保険のなどの恩恵を受けれない。
成果をあげないと報酬をもらえない
成果をあげないと報酬をもらえないので、会社員みたいに仕事をしなくても給料がもらえるといったことはありません。
勿論、賞与や退職金も存在しません。
納期がある
仕事に納期が求められることがほとんど。
納期に遅れると、契約打ち切りなどの処理がとられる場合があるのでプレッシャーがかかる。
社会的地位が低くなる
今まで紹介した就業形態の中で一番社会的地位が低くなります。
ずっと請負の業務のみをしてきていざ正社員に転職となると相当ハードルが高くなる傾向にあります。
請負の仕事をしている方の体験談
請負で働くメリットの一番は、時間の融通を付けやすいことです。
私は現在保育園児を育てながら働いており、外に勤めていた時は保育園の預かり時間の制限や子供の急な病気などで制約が多く、肩身の狭い思いをしながら働いていました。
在宅ワーカーになってからはその心配がなくなりました。スケジュール管理や、仕事に要する時間の見積もりをなるべく正確に行うこと、またなるべく前倒しで仕事をしておくことで自由な時間を作る事ができます。
そうしておけば、子供の急病にもクライアント様にご迷惑をかけることなく対応できます。もし稀にクライアント様にご無理をお願いすることがあっても、日頃から信頼関係を築いておくことで寛容に受け入れて下さることが多いです。とてもありがたいと感じています。
他にメリットとして挙げられることは、自分が興味の持てる仕事に応募できることです。勤めているとやりたくない仕事が来たり、不本意な異動などもあると思います。
しかし、在宅ワーカーの場合は言わば「自分で仕事を選べる」訳です。これは自分の好きなことをしたい人にとってはとても大きな魅力だと思います。
また、自分がやりたいと思って応募しているわけですので、取り組みに対するモチベーションを高く維持できるので、よりいい成果をご提出しようという気持ちになり、それがクライアント様から高い評価を頂くことでまた頑張ろうという気持ちになれる、このいい循環が生まれやすいのもメリットの一つではないかと思います。
他にもたくさんあります。
自宅での仕事なので通勤時間がないこと。仕事が終わった直後に家にいるなんて本当に便利です。家事との両立もしやすいです。好きな飲み物を飲みながら、自分のペースでじっくり仕事ができるのもいいですね。
煩わしい人間関係にもあまり振り回されることがありませんので、気分的にとても余裕が生まれました。私には在宅ワーカーという働き方はとても向いていたようです。
デメリットももちろん存在します。私にとってのデメリットは「体を動かさないので体力が落ちること」と「つい深夜に仕事してしまうこと」の2つです。
1つ目の運動不足はパソコン前に座りっぱなしになるからですが、これはもう自分で気を付けて意識的に体を動かす時間を作らないといけません。趣味がスポーツの人が羨ましいと思います。
2つ目の深夜作業ですが、興味のある仕事に応募しているのでついついのめり込んでしまい、気が付いたら夜も更け、ということが何度もあります。
これでは体が続かない、せっかく始めた仕事だから長く続けられるように、健康管理にもっと気を遣わなければと思いを新たにしている所です。