当サイトでも面接に対しての対策法を解説していきますが、まずは面接の基本的な流れと注意することを、初めて面接に挑む方でも分かりやすく解説していきます。
面接の流れ
- 受付
- 待機
- 入室
- あいさつ
- 自己紹介
- 職歴・スキルの確認
- 転職理由・志望動機
- 入社後のプラン
- 諸条件の確認
- 質問タイム
- 退室
面接する企業によって多少前後することもありますが、面接の内容としてはこんな感じです。
それでは一つずつ簡単に説明していきます。
1.受付
ある程度の規模の会社であれば受付に来客者用の電話が設置されているので、そこから面接の受付を行います。
もし小さな会社などで受付が無い場合は、事務所に行って面接に来たことを告げましょう。
2.待機
面接の受付が終了すると、来客者用の待機室に案内されるのでそこで静かに待機しましょう。
この時にお手洗いを済ませる方もいますが、面接時間より前に急遽面接が開始されることも考えられるので、お手洗いは出来るだけ受付前に済ませておき、いつでも面接できる体制を整えておきましょう。
受付の段階で心の準備は済ませておきましょう。
3.入室
もう既に部屋の中に面接官がいる場合は、ノックをして「お入りください」と言われてから入室します。
自分が先に部屋にいて面接官がやってきた場合は、席を立って名前を名乗ります。
4.挨拶
面接会場に入室したら席に着く前に自分の名前をフルネームで名乗ります。
文章にすると「〇〇〇〇と申します。よろしくお願いします」
こんな感じでしょうか・・・
挨拶の段階でダラダラと話す人もいますが、名前だけを名乗ってさっさと席に着きましょう
5.自己紹介
挨拶が終って席に着くと簡単な自己紹介を促されるので、自分の年齢や学歴、これまでの経歴やスキルを履歴書と職務経歴書に沿って答えます。
自己紹介が終ってから具体的なキャリアの確認を行うので、ここでは簡潔に答えましょう。
尚、この時点で採否の50%は決まっていると思って下さい。
6.職歴・スキルを伝える
ここから本当の面接が開始されます。
履歴書や職務経歴書、自己紹介で話した内容にプラスして、職歴やスキルの詳細を伝えます。
これまでの経験をどう生かすことができるのかをいかに伝えれるかがポイントになります。
模擬面接などでしっかり対策することも必要ですが、いきなりイレギュラーな質問をされることがあるので、固定概念に捉われずに臨機応変な対応を心がけることが重要です。
7.転職理由・志望動機を伝える
キャリアに関しては、基本的にプラスイメージを与える作業になりますが、転職理由に関してはいかにマイナスイメージを与えないかが重要になります。
ですので、「今の仕事が過酷だから」とか「上司とソリが合わなかったため」など、ネガティブな転職理由は絶対に避けて、嘘でも前向きな転職理由を言って下さい。
志望動機は「給料がアップするから」とか「家の近所だから」など、どこの会社でもいいじゃないか!って思わせるような理由では無く、この会社じゃなければ実現できない明確な理由を考えておきましょう。
尚、転職理由から志望動機にスムーズに流れる為にも、転職理由と志望動機には一貫性を持たせておきましょう。
8.入社後のプラン
実際に入社した際に、これまでのスキルや経験を活かしてどういった立場で仕事をしていきたいのかを伝えます。
この辺りになると面接は終盤になり気が抜けがちになるので、集中力を切らさずにもう一度気を引き締めて臨みましょう。
9.諸条件の確認
この時点で面接官からの質疑応答は終了します。
ここからは、もし採用になった場合の入社日の設定や勤務地、希望職種、希望給料などの諸条件の確認が行われます。
自分の希望を伝えることは大事ですが、大した能力もないのにワガママな条件を突き付けても面接官の印象を悪くするだけです。
「勤務地は自宅から通える範囲じゃないとダメ!」など、絶対に譲れない条件がある場合は、「親の介護があるので引越しすることができない」など、何故譲れないのかを答えられるように準備しておいて下さい。
10.質問タイム
最後に面接官から「面接は終了しますが最後に何か質問はありませんか?」と聞かれるので、気になることを質問しましょう。
ここで「何もないです!」と答えてしまうと、この応募者はこの会社に興味が無いのでは?と疑われかねないので、少しでも気になることがあれば遠慮なく質問するようにして下さい。
但し、待遇面などお金に関することは出来るだけ控えましょう。
11.退室
質問タイムが終われば面接は終了となるので、「本日はお時間頂きありがとうございます!」とお礼を言ってから退室して下さい。
部屋を出るまで面接官はあなたの行動を見ているので、最後まで気を抜いてはいけません。
模擬面接は重要
ここで挙げたのはあくまで一例になりますので、実際の面接ではこの順番通りに進むとは限りません。
ですので、転職エージェントなどを利用してキャリアコンサルタントに模擬面接を実施してもらってどんな質問をしてきても対応できる様に対策を立てておいて下さい。