年金の加入履歴と言っても、ずっとサラリーマンやOLをしている人なら、会社の厚生年金(国民年金も・・・)に強制的に加入させられるので特に気にならないかもしれません。
しかし。私の様にフリーター歴が長かった人や自営業の人は自分で国民年金の加入手続きをしなければいけないので、一体自分はどれだけ年金を納付しているのか?納付の漏れが無いのか?気になりますよね。
「国民年金の基礎年金には3つの給付が存在する」でも解説していますが、国民年金の保険料を25年以上納付しなければ年金(老齢基礎年金)を受取ることはできませんので、今自分が一体どれだけ保険料を納付しているのかをキチンと把握しておくことが大事です。
加入履歴を確認する方法
国民年金の加入履歴を確認する方法は3つあります。
- ねんきん定期便で確認する
- 役所に行って確認する
- ねんきんネットで確認する
1.ねんきん定期便で確認する
毎年、誕生月に日本年金機構から自宅に送られる「ねんきん定期便」で確認することができます。
年金に加入していればこちらから何か特別な手続きをする必要も無いので楽ちんです。急いで確認する必要が無ければ、ねんきん定期便で確認するとよいでしょう。
2.市町村役場に行って確認する
市町村役場の年金課などに直接行って確認することもできます。
その際は、年金手帳と免許証や保険証などの身分証明書と印鑑などが必要になります。役場に行く前に連絡しておくとスムーズです。
3.ねんきんネットで確認する
日本年金機構が運営している「ねんきんネット」を利用すれば、年金記録をインターネットを通じて最新の年金記録を24時間いつでも簡単に確認することができます。
と言っても、インターネットを利用するので、パソコンやスマホを持っていない人やご年配の方には使いにくいかもしれませんね。
ねんきんネットの使い方
まずは、日本年金機構のホームページから「新規ご利用登録」を行って下さい。
登録画面に移るので、ねんきん定期便に記載されているアクセスキーと基礎年金番号や氏名・生年月日・登録パスワードなどを入力して登録して下さい。
登録が完了するとユーザーIDが発行されるので、そのIDと登録したパスワードを使ってログインして下さい。
ねんきんネットでは色々調べることができる
ねんきんネットでは、年金の加入歴を調べるほかにも色々な機能が備わっています。
1.年金見込額を算出できる
ねんきんネットには「年金見込額試算」と呼ばれる機能があり、〇〇歳まで働いた場合の年金額や、年金を受け取っている期間中も働き続けた場合にどれぐらい年金額がアップするかなど様々なパターンで年金の見込額を算出することができます。
2.通知書の確認ができる
「ねんきん定期便」や「年金振込通知書」などの通知書の内容を確認できるので、うっかり紛失してしまった場合でもすぐに確認することができます。
3.届書を作成できる
国民年金保険料免除・納付猶予申請書や年金請求書などの届書を作成することができるので、いちいち手書きで書く必要はありません。
※ねんきんネットの詳しい説明については政府広報オンライン内で確認して下さい。(外部サイト)