職業訓練校の入学審査は、多くの学校で面接試験を実施しています。
「公共職業訓練校には入学試験がある!試験内容は?」でも書いていますが、筆記試験より面接試験の方が重要視する傾向にあるので、キチンと対策をとっておかなければいけません。
面接時の服装は?
面接時の服装は「スーツ」が好ましいです。
実際に職業訓練の面接に行ったことのある友人に聞いてみた所、若者が多いせいか私服で来ている人も多いみたいなのでそれほど影響ないかもしれませんが、私服で行くよりスーツで行った方がこの面接に対する意気込みが表れるので良いことに間違いありません。
スーツで行くデメリットも何も思いつかないので、合格する確率を1%でも増やしたいのであればスーツで行くべきです。
間違っても短パンにサンダルとか止めて下さいね(笑)
面接の内容
面接時間は5~10分程度で基本的に個人面接で行われます。
面接官は2名が標準で、主に受講目的と就職活動についての質問を受けることになります。
どういった内容の質問をされる?
面接で聞かれる内容としては、
- なぜこのコースを受講しようと思ったのか?
- 休まずにキチンと受講できるか?
- 就職する気はあるのか?
- 訓練終了後の就職活動はどのように行うのか?
- 訓練中に再就職先が決まったらどうするのか?
辺りが鉄板です。
1.なぜこのコースを受講しようと思ったのか?
ほぼ100%聞かれると言っていいでしょう。
「希望職種は未経験なので少しでもスキルを身に付けて就職活動で優位に立つため」など前向きな理由を述べて下さい。
間違っても「失業手当をいっぱい貰いたい!」など言わない様に。
特に訓練校側としては失業手当目的できている受講生を排除したいと考えているので仮に本音はそこにあるとしても絶対に言ってはいけません。
ちなみに、希望職種と全く関係ないコースを受講するのは論外なので、ハローワークに伝えている希望職種に関係したコースを選択しましょう。
2.休まずにキチンと受講できるか?
風邪をひきやすい体質では無いのか?体調管理はしっかり行えるのかなど、体調面の質問をされることがあります。
不健康な体質でも自信を持って「健康です!」と言い切りましょう。
また、子育てや介護などで授業が受講できない可能性の有無も確認されます。
3.就職する気はあるのか?
職業訓練校はあくまで早期の再就職を支援するために作られた制度なので、ただ単に勉強しただけなどの理由では不合格になります。
受講理由と同様に、この訓練を受けて就職するぞ!という強い意気込みが必要です。
4.訓練終了後の就職活動はどのように行うのか?
再就職をする為に訓練を受ける訳ですから、訓練中もあくまで就職活動を継続して行うことをアピールしましょう。
5.訓練中に再就職先が決まったらどうするのか?
①~④に関しては一般常識的な考えなので特に迷うことはないかもしれませんが、この項目に関してはどう答えていいのか分からない方も多いと思います。
ただ、④と同じで訓練より再就職が優先されるので、訓練中に再就職先が見つかれば訓練を終了して再就職先に転職するべきだし、そう答えた方が無難です。
その他にも「前職を退職した理由」や「受講するコースの予備知識がどれぐらいあるのか?」や「説明会参加の有無」など聞かれることもあるのでキチンと答えれる様に対策しておきましょう。
再就職できそうな人が受かりやすい
職業訓練校の評価は就職率で決まります。
当然、再就職できる見込みのある受験者が多い程、就職率は上がるので、そういう受験者を抱え込みたいと思うのは当然のことです。
ですので、あまりに理想と現実のギャップが激しい人や再就職をする気が無さそうは人は、いくら筆記試験で高得点を叩き出しても落ちる可能性が高いです。