求職者支援訓練を受講するには、試験に合格しなければいけません。
ただ、試験と聞けば難しそうと思われるかもしれませんが、求職者支援訓練の試験の目的は、あくまで受講者のやる気を確認する為に実施されるのでそれほど身構える必要はありません。
試験の内容
基礎コースであれば、ほとんどの場合で『面接試験』で合否を判断し、実践コースでは面接試験の他にも『筆記試験』が実施されることがあります。
面接試験は簡単なの?
面接試験と言っても受験者のやる気を確認するだけなので難しく考える必要はありません。
再就職の意志やこの訓練を選択した理由をキチンと答えられれば合格はもう目の前です。
筆記試験は簡単なの?
筆記試験は基本的に「国語」と「数学」で行われます。
国語では読み書き、数学では簡単な計算問題が出題されます。
試験自体は公共職業訓練の試験と似たり寄ったりになりますが、公共職業訓練に比べると求職者支援訓練の方が倍率が低いことが多いので、合格はしやすいです。
中卒でも大丈夫?
全く問題ありません。
そもそも求職者支援訓練は、学歴や職歴や生活環境などがどうであっても全ての人に平等に実施される訓練制度です。
なので、中卒者が不利になる様な問題が出題されることはありませんので安心して下さい。
但し、WEBデザイナーやITビジネスなど特別なスキルを要する訓練の場合は、国語と数学の他にも専門科目の試験が実施されることもあります。
定員割れの場合も試験をするの?
ふるいにかける為だけの試験では無く、先ほども言いましたが訓練生のやる気を確認する為でもあるので、定員割れをしている場合でも試験は実施されます。
再就職する気が無かったり、訓練をまともに受講しなさそうな人に訓練を受けさせる訳にはいかないですしね。
ただ、求職者支援訓練を実施するスクールは、受講者1名辺り、基礎コースで6万円、実践コースで5万円の奨励金を受取ることができるので、定員割れしているのにわざわざ不合格にするとは考えにくいです。
(ちなみに奨励金はスクール側に支給される)
ですので、面接試験で再就職の意志を適度に見せていれば、どれだけ筆記試験の点数が悪くても実質的には、(ほぼ)100%合格すると思っていただいて問題無いでしょう。