退職前は、転職活動やら何かと手続きが必要だったりで忙しくなりますが、退職すると収入が無くなってしまうので、退職前に出来るだけ残業をしていっぱい残業代を稼ぐことを考えなければいけません。
転職殿
残業代が支給される人に限りますが・・・
残業することで失業手当の支給額をアップすることができる
「失業手当って毎月いくら貰えるの?」で詳しく解説していますが、失業時に受け取る失業手当の支給額は、前職の給料(退退職前の6カ月間)を元に決定されます。
実際に失業手当がどれぐらい変わるか計算
私が以前働いていた会社の条件で計算してみます。
私の場合
- 年齢33歳
- 勤続年数3年(自己都合退職)
- 基本給25万円
- 交通費0円
- 役職手当0円
- 営業手当0円
- 残業代:1,770円/h
退職前6ヶ月の残業時間が50時間の場合
賃金日額の計算
(基本給25万円*6ヶ月+1,770円*50時間)/180日
=8,825円
基本手当日額の計算
(-8,825^2+23,400*8,825)/23,500
=5,473円
総支給額
5,473円*90日
=492,570円
退職前6ヶ月の残業時間が200時間の場合
基本手当日額の計算
(基本給25万円*6ヶ月+1,770円*200時間)/180日
=10,300円(賃金日額)
基本手当日額の計算
(-10,300^2+23,400*10,300)/23,500
=5,741円
総支給額
5,741円*90日
=516,690円
総括
退職前6カ月間の残業時間が50時間と200時間だった場合、失業手当の総支給額は「24,120円」の差が出ることが分かりました。
給料が多い程、支給率が下がるので、残業代がそのまま失業手当に加算される訳ではありませんが、1日1時間ちょっと残業を増やすことで支給額にこんなにも差が出ることを覚えておいてください。
まとめ
- 失業手当は前職の残業代により左右される
- 退職前の6カ月間は出来るだけ多く残業する