会社を退職する時期について皆さん色々考えることがあると思いますが、ボーナスを貰ってから辞めようと思っている方も多いと思います。
私も5年間働いた機械メーカーでボーナス退職を達成しましたが、何も考えずにボーナスが支給される月に辞めると損をすることがあるので、ボーナス退職する際の注意点について記事にしていきます。
事前にボーナスに関する条件を調べておく
なんらかの理由で会社を退職しようと思ったら、できるだけ賞与をもらってから辞めたいと思う人は多いようです。
しかし、ボーナスは給与とは支払われる目的が異なります。給与は、働いた報酬として支払われるものをいいますが、ボーナスは報酬ではなく会社によって支払われる基準も違います。
会社によっては、ボーナスが一切支払われないところもあるのです。
ボーナスがある会社の場合、ボーナス退職を希望するならば事前に就業規則を調べておくようにしましょう。
有給の使い方に気を付ける
一般的に退職の数日前から有給休暇を消化するために出勤していない人が多いでしょう。
ボーナス支給日に在籍していれば支給対象になることが普通ですが、有給消化中だとボーナスが支給されない会社もあります。
ですので有給休暇消化中であっても在籍していればボーナス支給されるかを確認しましょう。
支給額が減らされることは覚悟しておく
一般的にボーナスは、上司の査定で支給額が決定します。
そのため、退職の気持ちでいることが上司にわかられれば、査定は一番低くされる傾向があります。
退職前のボーナスは、今までよりも下がることは覚悟しておいた方がいいでしょう。
しかし、中には例外的に支給額がさほど下げられないこともあります。
それは、在職中の態度や勤務態度が良く、退職理由も納得できる場合です。また「立つ鳥跡を濁さず」という言葉どおり、引継ぎ業務をしっかりと行い、惜しまれつつ辞めていく人は思ったよりも減額されていないことが多いようです。
あからさまに「ボーナスをもらって辞める」という態度を出さないようにすることも上手にボーナス退職をするコツです。
退職の意志を伝えるタイミングに注意する
ボーナス退職をするとき、一番難しいことは退職の意志を上司に伝えるタイミングです。
引継ぎ業務に支障があってはなりませんが、必要以上に早く退職の意志を伝えてしまうと、支給日よりも前に退職するように勧められてしまうでしょう。
おそくても退職する1カ月前には退職の意志を伝えることが常識ですが、意志を伝えると同時に退職届を提出してしまわないように気をつけましょう。
退職届に記載する日付は賞与だけでなく、社会保険料の支払いにとっても非常に重要です。できれば、ボーナスを受け取ってから提出したほうが安心です。
また、比較的若い人に多い失敗例ですが、会社を退職しようと考えると同僚にそれとなく退職の気持ちを話してしまう人がいます。
退職することを自分の中で決めると、上司に話をする前からせっせと周辺の片づけを始めたり、引継ぎマニュアルを作成し始めてしまう人がいます。
社内は思っている以上にせまいもので、普段とは違う動きをするだけで「辞めるつもりかな」と思われてしまうものです。
ボーナス退職を考えるならば、少しでも査定に影響を及ぼさないように、上司に伝えるまではいつも通りの行動を心がけるようにしましょう。
退職する側も会社側も気持ちよく終わるように気配りすることで、結果的に損をしないボーナス退職ができるのではないでしょうか。