家を購入する際や賃貸契約、ローンを組む際にはほとんどの場合、所得の証明が必要になります。
会社に勤務している方であれば源泉徴収票を提出すればよいですが、私の様に自営業の方は確定申告書(申告書B)にて所得の証明をするのが一般的です。
普通であれば、確定申告をする際にハンコを押した控え(コピー)をもらいますが、もらい忘れたり(私・・・)控えをもらっていない方は再発行する必要があります。
私もついさっき(今日)再発行の手続きをしてきたので、生の実体験を元に再発行までの手順を解説していきます。
再発行は税務署で行う
当然と言えば当然ですが、再発行の手続きは確定申告をした税務署にて行います。
必要なもの
- 保有個人情報開示請求書
- 身分証明書
- 手数料
- 印鑑(一応)
- 住民票(送付してもらう場合)
①保有個人情報開示請求書
普段、普通に生活をしていれば一生見る機会がない書面です。私も今回初めて見ました・・・・
この書類は国税庁のHP(開示請求等の手続)でPDFファイルを入手することができますが、税務署にも置いています。
記入項目も名前と住所だけで手間もかからないので、わざわざ印刷して記入して持っていく必要はありません。
ちなみに用紙の『記』より下の項目は税務署の方が記入するので空白で構いません。
②本人確認書類
- 運転免許証
- 健康保険の被保険者証
- 個人番号カード
など、名前と住所を証明できる書類が必要になります。
③手数料
手数料は300円です。
④印鑑
私が受付した時は必要ありませんでしたが、税務署に電話で問い合わせたときは印鑑も必要と言われました。
国税庁のHP(開示請求等の手続)にも本人確認書類しか書いていないので多分要らないと思いますが、各地域の税務署によっては必要になるかもしれませんので、念のため持って行ったほうが良いかもしれません。
⑤住民票
確定申告書の控え(開示請求)を送付にてお願いする場合は、現住所の住民票(1か月以内に発行されたもの)が必要になります。
税務署に取りに行くのが一般的なので、その場合は要りません。
取り寄せまでの期間
確定申告の再発行をする際に一番注意しなければいけないのが、再発行までの期間がかなり必要になるということです。
国税庁のHPには請求後30日以内と書いていますが、私が受付をした税務署では3週間で請求可能と言われました。
税務署では3週間ほどかかると言われましたが、実際には1週間ほどで再発行できました。
ちなみに、決定通知書が届いてから30日以内に開示の申し出(再発行)をする必要があります。
早く欲しいと言われた場合
確定申告書が無ければ審査を通すことができないので、私の場合でもそうでしたがすぐにでも提出してほしいと言われます。
ダメもとで「すぐにでも欲しいので早くしてもらえませんか?」と言いましたが案の定、無理でした・・・
ですので、早く欲しいと言われた場合は、請求時に領収書をもらえるので、それを担当者に見せて「今、請求しているのでもうちょっと待ってください!」とお願いしてみましょう。
もし、提出する前のハンコを押していない確定申告書がパソコンに残っているのであれば、一旦それを見せて納得してもらうのも一つの手です。
ちなみに、私の場合は「ハンコを押していなければ所得額を自由に変えることができるから無理!!!」と却下されました・・・(泣)
自営業って何でこんな信用が無いんでしょうね。
請求できるもの
所得の証明に必要なのは「確定申告書の申告書B(第一表)」なのでこれだけで構いませんが、一緒に確定申告書の申告書B(第一表)と収支内訳書も取り寄せ可能です。
手数料も変わらないので、念のため一緒に再発行しておいても良いかもしれません。(私もそうしました)
ちなみに、私は白色申告なので青色申告の場合は何を請求できるのか知りません・・・
内容を確認するだけなら『閲覧請求』でOK
収入額や所得額が知れれば良いのであれば、開示請求をする必要は無く「閲覧請求」すればよいです。
閲覧請求であれば身分証明書だけで構わないので楽チンです。ただし、写真を撮ったなりなど出来ないのでメモ帳必須です。