求職者支援訓練の選考は面接試験がメインになりますが、訓練校(特に実践コース)によっては筆記試験が実施されることもあります。
「求職者支援訓練の試験って簡単?」でも言いましたが、筆記試験は基本的に中卒レベルの簡単な試験しか出題されないし、面接試験に比べると合否の判定にあまり影響がでないのでそれほど対策をとる必要はありません。
と言っても、私の様に学力に自信の無い方からしてみれば不安になるのは当然です。
そういう人の為に、ここでは求職者支援訓練の筆記試験について解説していきます。
どんな問題が出題されるの?
まず、どの筆記試験でも実施されるのが「国語」と「数学」です。
英語、社会、理科は基本的に出題されることは無いので無視しても良いです。
国語の問題は?
読み
- 存続
- 追及
- 煮沸
- 記帳
- 仰天
書き
- 申込みが「サットウ」する
- 「カワセ」相場が変動する
- 「カンキ」扇をまわす
- 欠員を「ホジュウ」する
- 玄関の「ハキモノ」をそろえる
数学の問題は?
- 72+245=
- 3.7×6.4=
- x2+6x-55=0のとき, x (x ≧0)の値を求めなさい
- 2けたの素数を大きい方から小さい方に順に並べたとき,大きい方から5番目の素数はいくつですか
これらの問題は、公共職業訓練(職業能力開発センター)の入学試験で過去に出題された問題の一部ですが、求職者支援訓練でも公共職業訓練の試験レベルと似たり寄ったりなので参考にして下さい。
求職者支援訓練の試験を実際にチャレンジしたことがある人に聞くと、数学の方が難しく感じるみたいです。
試験レベルについて詳しく知りたい方は、ハローワークの職員に相談した方が早いですね・・・
専門科目の試験が実施されることも
WEBデザイナーやIT関係や建築CADなど専門的なスキルを要するコースを選択した場合、それぞれの専門科目の試験が実施されることもあります。
ただ、その訓練を受講するということは、少なからず多少の専門的な知識はあると思うので、それほど苦労することも無いでしょう。
問題数は?
問題数は各科目5~10問程度と少ないです。
試験時間は?
およそ10分~長くても20分程度と短いですが、試験問題が少ないので時間に追われることは無いでしょう。
最後に・・・
冒頭でも言いましたが、合否基準の大半は面接試験で決まると言っても過言では無いので、筆記試験は受験者の学力レベルの確認程度としか捉えられていません。
ですので、満点を取ることに越したことはありませんが、半分ぐらい正解できれば十分でしょう。